今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

音楽

home sweet home/山田稔明[レビュー・感想]

ニューアルバム「新しい青の時代」が7月7日に発売予定で、現在は公式HPなので先行発売の行われているアーティスト山田稔明。 彼にとってソロ・シンガーソングライターとしての3枚目のフルアルバムとなる。 前作までは「pilgrim」「home sweet home」といった…

さらさら/僕はきっと旅に出る×スピッツ[レビュー・感想]

スピヲタ(スピッツヲタク)にとっては、待望のニューリリース。 2年8ヶ月ぶりとなり、彼らにとっては通算38枚目の両A面シングル「さらさら/僕はきっと旅に出る」 「さらさら」はJ-Waveの春のキャンペーンソングとなっている。シングルがリリースされたという…

ドリーマーズ・ハイ/RADWIMPS

「君と羊と青」を彷彿とさせる軽やかで爽やかなアンサンブルのイントロ。 ギターのタッピングが心地よく響き、その地位を落とすことなく充分なキャッチーさで勝負をしかけてくる。 バンドが産みだしたグルーブは余韻を残したままAメロへと踏み込んでいく。ド…

問題作にして最高傑作 / Album:Q(Mr.Children)全曲レビュー

問題作にして最高傑作。 そんなコピーが良く似合うアルバムが「Q」であると個人的には思っている。 とにかく世界観がない。ない、というのもおかしな表現だけれど次作「IT’S A WONDERFUL WORLD」は妖艶な雰囲気を放ちつつ、暗がりと光を垣間見せたアルバムで…

HORIZON/レミオロメン

レミオロメンにとっての3rdアルバム「HORIZON」はファンにとっては賛否両論を産んだ所謂問題作だ。 それまでのレミオロメンとは大きく音楽性が変わった、というのが個人的な見解かな。 もっと個人的に言うと、本作は“社会性の高いレミオロメン”が産んだアル…

アートと音楽−新たな共感覚をもとめて(展)@東京都現代美術館〜主に“data.matrix [n˚1-10] by Ryoji Ikeda”について

▼世の中に存在するものすべてを音楽として昇華できたなら 総合アドバイザーに坂本龍一を引っ提げて開かれた「アートと音楽」展。 どっかのキャッチコピーに「これは音楽ですか?芸術ですか?」というものがあって(なかった?)、はぁ、なんというか僕より浅は…

SINGLES 04-12/TRIPLANE

TRIPLANEは今年で結成10周年を迎える。そんな彼らのデビューした2004年から2012年までの8年分の集大成。今月号のロッキングオン・ジャパンでTRIPLANEは「TRIPLANEというバンドをまだまだ知らないひとたちがたくさんいる。そんな人たちにまずは知ってもらって…

高校入試最終回の感想[ネタバレなし]×青い春/back number

▼生きていく上でのひとつの分岐点、高校入試 日本で生きている僕らにとって“高校入試”とは、人生のひとつの分岐点、ともいえるライフイベントだ。 大学入試のほうが自身の進路に関わることだから一見大事なことの様にも思えるけれど、捉えようによっては高校…

オトナノススメ/怒髪天-レビュー×超雑記シリーズその4@0110013

怒髪天の武道館ライブが決定した。 怒髪天、30周年興行で初の武道館!三十路前はライブ三昧 - 音楽ナタリー おめでとうございますー。怒髪天に“大人になるって怖いことじゃないんだな”ということを教わった。 文体崩しても、感情表現しながら書いた方が、怒…

REASON/ゆず-レビュー

▼「ゆず」の多面性 アーティストとして、ゆずの楽曲はずっと進化してきた。 それはデビューアルバム「ゆずの素」に収録されている「地下街」と最新シングル「REASON」を聞けば明白であろう。 彼らは、十数年をかけ「ゆず」という枠組みそのものの破壊を幾度…

Album:東京LIFE(岩崎愛)-全曲レビュー

▼まえがき たった30秒で心を安定させる音楽。 安易にそう言ってしまえる程に岩崎愛の歌声と、背景で鳴る暖かな音色は素晴らしかった。 アコースティックを基調としながらも、ポップスの枠だけには収まりきれない柔軟なメロディーセンスが窺える。アートワー…

イミテーションとしての強さを演奏するMr.Children / Album:[(an imitation) blood orange](Mr.Children)全曲レビュー

まず、はじめに言いたいのは、Mr.Childrenは“素晴らしい音を鳴らすバンド”だってこと。 ボーカル、ギター、ドラム、ベース、ピアノ、ストリングス、ブラス、すべてが調和して、目を閉じるとすべての楽器が中心に向かって、それぞれがそれぞれの音を優しく強…

Album:IT'S A WONDERFUL WORLD(Mr.Children)全曲レビュー

「IT’S A WONDERFUL WORLD」はMr.Childrenにとって記念すべき10枚目のアルバムであり、彼らのデビュー日である5月10日に発売された。そして、彼らにとってはベスト盤後のアルバムとなった。 桜井氏はこのアルバムでは「バンドとしてのMr.Children」ではなく…

Album:V(TRIPLANE)全曲(再)レビュー※10/3加筆修正

一度レビューしてみたのだけれど、ひどかったので、もう一度しっかりと大幅に書き直してみた(よくなったと信じたい)。 だらだらとした前書きは、最後に配置。 彼らにとって5枚目にして最高傑作のアルバム、至高のポップス快進撃、「V」Vアーティスト: TRI…

【私的詩的意訳】Champagne Supernova/Oasis

ここ最近『Champagne Supernova/Oasis』ばかり聴いていて、どうしようもないので書く(衝動的)。 『Champagne Supernova/Oasis』は、口ずさんで、ギターで弾いて歌って、初めて心の奥の方にへばり付く様な楽曲だ。 さざ波に流さられるようなメロディーと、…

陽はまた昇る/高橋優

陽はまた昇る(通常盤)アーティスト: 高橋優出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2012/08/08メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るここ最近の高橋優は“よく”聴いていなかった。というのも当たり障りない楽曲が増…

シュプレヒコール/RADWIMPS

彼ら一年半ぶりのニューシングル。 その間にも「ブレス」「白日」といった新曲は発表されていたが、今回シングルとして切り落とされたのが本作「シュプレヒコール」 発売前までほぼその詳細は分からず、ラジオ音源もなく、ただただ妄想が膨らむばかりだった…

祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces(Mr.Children)

発売から随分経ってしまったけれど、現時点でのMr.Children最新シングル。 hypnosisやmarshmallow day、HAPPY SONGが新曲として浸透しつつあるけれど。 今回は、シングル[祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces(Mr.Children)]について書きたい。祈り ~涙…

pilgrim/山田稔明[レビュー・感想]

GOMES THE HITMANが大好きで、どのアルバムから感想を書こうかなあ、と思っていた。 僕自身、思い入れがあるのは「mono」で、好きなアルバムは「cobblestone」「omni」だったりする。 しかし、現在進行形の山田稔明を語るなら、やはりソロアルバムの「pilgri…

Album:シフクノオト(Mr.Children)全曲レビュー

アルバム名はカタカナで「シフクノオト」 「私服」と「至福」のダブルミーニングであるらしい。仮タイトルは「コミックス」だったが不評だったため、取り下げに。しかし、ジャケットとその仮タイトルから伝わるように、バラエティに富んだ一枚である。だから…

群青/スピッツ

群青アーティスト: スピッツ出版社/メーカー: UNIVERSAL J(P)(M)発売日: 2007/08/01メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (89件) を見るこのジャケット、うさぎがモチーフとなっているんだよな。 犬かと思っていたけれど、きっとうさぎ。 なんて…

Best Album:Mr.Children 2001-2005 〈micro〉

Best Album:Mr.Children 2005-2010 〈macro〉レビューはこちら Best Album:Mr.Children 2005-2010 〈macro〉 - 今日もご無事で。 - ベスト盤Mr.Children 2005-2010 〈macro〉の楽曲解説まとめ。Mr.Children 2001-2005 〈micro〉(初回限定盤)(DVD付)アーティ…

光/宇多田ヒカル

宇多田ヒカルの名曲とは何か、と聴かれたら真っ先にこれをあげるかもしれない。 邦楽のヒット曲の中でも他の曲に劣らず、素晴らしい音色を放っていると思う。 これが僅か19歳?20歳で産みだされたというのだから驚きである。光アーティスト: 宇多田ヒカル出…

2000年代の集大成、バンドとしての成熟期を感じ取れるベスト盤 / Best Album:Mr.Children 2005-2010 〈macro〉

ベスト盤Mr.Children 2005-2010 〈macro〉発売に合わせていままでの記事から収録曲のまとめ。Mr.Children 2005-2010<macro>【通常盤】アーティスト:Mr.Children発売日: 2012/05/10メディア: CD M-1.worlds end 衝動的なエレキギターのストロークから始まりドラム、</macro>…

初期衝動を音楽に灼き付けて / Album: I ♥(love) U(Mr.Children)全曲レビュー

ベストアルバム[Mr.Children 2001-2005 〈micro〉]と[Mr.Children 2005-2010 〈macro〉]のフラゲ日を記念して勝手に更新。 本作「I♥U」はMr.Childrenのアルバムの中でも上位に入る大好きなアルバムです!本作「I♥U」はMr.Childrenにとって12作目のオリジナル…

歌に活かされた歌のための音楽 / Album:HOME(Mr.Children)全曲レビュー

Mr.Childrenにとって13枚目のアルバム。 前作のI♥Uからは打って変わって「日常」に焦点を当てたモード。 特にそれを象徴するのがM-3[彩り] 本作のタイトルである「HOME」はタイトル候補のひとつでもあった「HOMEMADE」から派生したものである。「手作り感」…

死に近づく生を謳歌するファンタジー / Album:SUPERMARKET FANTASY(Mr.Children)全曲レビュー

本作SUPERMARKET FANTASYは前作HOMEからの約1年と9か月ぶりのアルバム。 前作HOMEが「家」というタイトルでとても地味でアットホームな仕上がりとなっていたが、今作は家から飛び出し外へ、「スーパーマーケット」と名のつくとおりカラフルな仕上がりとなっ…

チャットモンチー BEST~2005-2011~ (Album)レビュー

ドラム高橋久美子の突然の脱退を機に二人体制へと移ったチャットモンチー。 本作は、彼女たちが“三人だった時のチャットモンチー”を収めたベスト盤である。 全シングル、そして各アルバムからのリード曲が収められている。チャットモンチー BEST~2005-2011~(…

Album:SENSE(Mr.Children)全曲レビュー

2012年5月10日にデビュー20周年を迎えるMr.Childrenが2001年から2010年までの曲を総括したBEST版とPOPSAURUSツアーを発表した。 そこでMr.Childrenを個人的に振り返る為の!アルバムレビュー。 どのアルバムを選べばよいか分からなかったので、とりあえずは…

リアルタイム・シンガーソングライターの高橋優が歌うことはちょっとだけ綺麗で、ちょっとだけ汚い

ほんとのきもちアーティスト: 高橋優出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2010/11/10メディア: CD購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (16件) を見る 階段の片隅に座りうずくまるあの人に何があったんだろう? 一体何を見て来…