今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

2020-01-01から1年間の記事一覧

魂のゆくえ

10年前の新宿と今の新宿。目に見える景色は大きく変わっているはずなのに、ふとした瞬間、この場所が“変わっていない”と感じたのは何故だろう。それは新宿が表現していることがそうなのかもしれない。南口では相も変わらずスピーカーからカラオケを垂れ流し…

“Mr.Children”という生き物の状態を音楽にする / Album:SOUNDTRACKS(Mr.Children)全曲レビュー・感想

Mr.Childrenのフロントマン桜井和寿は、絶妙な論理と感覚のバランスで「いまMr.Childrenが世間から求められている音楽はなにか」「Mr.Childrenが表現したいことはなにか」を音楽として表現し常にヒットを打ち続けてきた。前々作『Reflection』では、あらゆる…

self reflection/as context

ここ最近は鍋料理ばかり食べている。運動不足にならないよう、からだを動かすことに加えて、食事にも気をつけるようになってから、心做しか健康的になったような気がしている。体を動かすだけではなく、なにを食べるかも重要なのだな、とこの年齢になって今…

ニューニュートラルな時代の幕開け - turn over?/Mr.Children[感想]

「東京の新型コロナウイルス感染者数が2日連続で100人を下回る」 そんな毒にも薬にもならないニュースの見出しが速報としてテレビのテロップで流れる。昨日と違う今日を追い求めてマスコミは日本中の観光地を駆け回り密集した観光地の様子を伝える。その状況…

常夜燈と羅針鳥 / PEOPLE1とKitriと[永遠はきらい]

「あとで読み返してから公開するか〜」と思って一晩寝かせるといつの間にか数週間経ってしまっていることがある。2~3週間ぐらい前に書いたものです。相変わらず東京は暑いけれど。 --- 東京では35℃以上の気温が続く影響で、毎日昼頃になると「猛暑に注意して…

自己の喪失

深夜。冷めた感情に身を任せたまま。駄文。 いくつかの文章を振り返る中で、小川洋子さんが『物語の役割』というエッセイの中で記されていた『ほんとうに悲しいときは言葉にできないぐらい悲しいといいます。ですから、小説の中で「悲しい」と書いてしまうと…

くだらないことを書く@超雑記シリーズ2020/07/20

よくあるお昼の散歩番組で、ゲーム性のあるしいたけ狩りをしていた。3人で競い合っていて、ルールは簡単。「200gぴったりになるようにしいたけを採ってください」というものだった。袋に詰めたしいたけは、一度採ったらもとには戻せない。3人はそれぞれ200g…

産まれて死ぬまでの予行演習@超雑記シリーズ2020/06/01

死ぬ時に誰かに側にいて欲しいものかと思う。想像をすれば、もしも安らかにこの人生を終える時が来るのならば、その隣に誰かの姿があれば救われることもあるのではないかと思う。靄のかかりはじめた眼の前の景色と意識に、風前の灯火がいままさに消えようと…

終末のナイトサイクリング@超雑記シリーズ2020/04/03

春を目前にして東京には雪が降った。空気中の汚れを純白のドレスで纏った氷の結晶は、風のないせいか、まるで空から垂直に落下してくる様だった。コンクリートに打ち付けられた瞬間に、その温度差で瞬く間に液体と化していく景色は、目に焼き付いてすぐ記憶…

非常にはっきりとわからない/目[mé]@千葉市美術館

2019年内に記録を残そうと思っていたが間に合わなかった。どうにも年を越す時の実感が年々すり減ってきてしまっていて、それは私が接触する姿勢に関する問題なのか、そうではなく大晦日や、年越しといった概念に対する私の距離感の問題なのか、パソコンの横…