今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

美術展

非常にはっきりとわからない/目[mé]@千葉市美術館

2019年内に記録を残そうと思っていたが間に合わなかった。どうにも年を越す時の実感が年々すり減ってきてしまっていて、それは私が接触する姿勢に関する問題なのか、そうではなく大晦日や、年越しといった概念に対する私の距離感の問題なのか、パソコンの横…

美術館とシャッター音

森美術館に塩田千春さんの展示『魂がふるえる』を観に行った。いつの頃だったか、いろんな作家さんの作品が集まっている中で、塩田さんの“糸”を用いた繊細でシンプルな構造、そしてある意味では幾何学的な表現をしている作品に惹かれ、いつかちゃんと観に行…

瀬戸内国際芸術祭2013×レポート,感想,まとめ〜その3(まちづくりについて)

過疎化していく島が生まれ変わる、そのきっかけとして誕生した瀬戸内国際芸術祭。 でも、「過疎化」とはいうけど、本当に過疎なのか。いままで書いていた瀬戸内芸術祭のコンセプトの根本をひっくり返すようですが、限界集落、過疎化について、書いてみたいと…

瀬戸内国際芸術祭2013×レポート,感想,まとめ〜その2(作品の感想)

▼作品の感想 公式ガイドブックの中で「瀬戸内国際芸術祭 総合プロデューサー」である福武總一郎さんは、以下のように述べられています。 解説を読んで理解するのではなく、作品を見て感じてほしい。そして「この作品はこういうことをいっている」と自分の言…

瀬戸内国際芸術祭2013×レポート,感想,まとめ〜その1(芸術祭のまわり方)

瀬戸内国際芸術祭2013にいってきました! 3年前の瀬戸内国際芸術祭に参加して以来3年ぶりでした。 ある程度、駆け足で回る形になりつつも、素晴らしい景色の中で観たい作品はじっくり見たり、ちょっとでもアートが好きで、どこか気分転換のできる場所へ行き…

森本千絵“en°木の実”展@ワタリウム美術館内オン・サンデーズ

▼森本千絵に染まった世界そのものへの小旅行〜圧倒的なエネルギーとかがやき 個展と名はついてはいるものの、中に在るのは森本千絵さんの企画書であったり、制作物であったり、私物であったりして、まるで森本千絵さんの頭の中に招待されたような雰囲気だっ…

アートと音楽−新たな共感覚をもとめて(展)@東京都現代美術館〜主に“data.matrix [n˚1-10] by Ryoji Ikeda”について

▼世の中に存在するものすべてを音楽として昇華できたなら 総合アドバイザーに坂本龍一を引っ提げて開かれた「アートと音楽」展。 どっかのキャッチコピーに「これは音楽ですか?芸術ですか?」というものがあって(なかった?)、はぁ、なんというか僕より浅は…

会田誠展〜天才でごめんなさい@森美術館×ほぼ余談

以下の記事と、会田誠の「天才でごめんなさい」に対する抗議について。 個展そのものにも足を運んだけれど、その感想はほぼ書いていない。 ちなみに、物議を醸している絵画、そしてその雪月花シリーズも見てきました(ググればあります)。http://anond.hate…

アラブ・エクスプレス展@森美術館

ざっくり言うと、平凡の域を出ないアートだったな、と感じた。 というのもインパクトに欠ける作品群だった。 ただ、「アラブ美術の現状」という点においては多くのメッセージ性が籠められた美術展であったし、なによりアーティストの熱意が感じられるものが…

思いを伝えるということ展のすべて/大宮エリー

今年の2月、大宮エリーさんの「思いを伝えるということ展」を渋谷パルコに見に行った。 とても純粋な思いがそこにはあって、繊細で、でも丁寧で、透明なんだけど、彩り豊かな思いに満ちていて。 それを触れることで、大宮エリーさんとどこか通じ合えた気がし…

巨神兵東京に現わる@東京都現代美術館

正しくは「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技@東京都現代美術館」に展示されている作品のひとつが「巨神兵 東京に現わる」なのだけれど。主に短編映像の感想を〜。※短編映画については、ネタバレです。 ▼特撮のリアル~“手”の見える映像…

企画展:世界の終わりのものがたり〜もはや逃れられない73の問い @日本科学未来館

日本科学未来館の企画展のスペースってあんまり大きくなくて。 タイトルやホームページはとても面白そうだけど、どれくらい期待していったらいいんだろう?と思いつつ 感想としては期待以上に、とても素晴らしい企画展でした。企画展「世界の終わりのものが…

ガラスの動物園@シアターコクーン

シアターコクーンにてシスカンパニー公演「ガラスの動物園」を観劇。ガラスの動物園 (新潮文庫)作者: テネシーウィリアムズ,Tennessee Williams,小田島雄志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1988/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブロ…

イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに@森美術館

この個展を見る一週間ぐらい前にジャン・ミシェル展を見に行ったのだけれど。 どうにもピンと来なくて。 感性が腐ったかなーとか思っていた。展覧会について | イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに | 森美術館 しかし、今回のイ・ブル展は最高に面白か…

文化庁メディア芸術祭@国立新美術館

しばらく書けていないので、メモとしてもかるく書いておく。 散文的メモ。 あとでもっかい。今年度(23年度)の文化庁メディア芸術祭。 去年より映像作品が多かったかな、という印象。いつも人が多いのでなかなか作品との自由なタイミングでの接触ができない…

「思いを伝えるということ」展(大宮エリー)@PARCO MUSEUM パルコミュージアム

偶々聴いていたラジオのゲストが大宮エリーさんで。 スピッツの「海でのはなし。」の監督さん、ぐらいのイメージはあったのだけれど、そのラジオで薬学部出身ということを聴いて。 丁度武蔵野美術大学の卒展を見に行った後ぐらいで、美大生はいいよなーとか…

ネイチャー・センス展@森美術館

2010年の夏から始まったのかな。MORI ART MUSEUM [ネイチャー・センス展]人工的なネイチャーだった。 これはもう、なんだろう。 “芸術”という文字よりは“クリエイティブ”という文字に近い作品がずらりと並んでいた。 冬から春へ、夏から秋へと季節が巡ること…

佐藤雅彦ディレクション“これも自分と認めざるを得ない”展@21_21DESIGN SIGHT

これもずいぶん前になるけれど、2121design sightにて。 タイトルから面白そうだな〜と感じ、行きました。 美術展は、タイトルが強烈だとより行きたい感じになる。 正直、三宅一生展!とか佐藤雅彦展!と言われても、概要見るまで名前だけで行こう!とは中々…

畠山直哉展 Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ@東京都写真美術館

畠山直哉展 Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ コレクション展「こどもの情景―原風景を求めて」 第12回上野彦馬賞九州産業大学フォトコンテスト受賞作品展 東京都写真美術館 畠山直哉展 Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ 今回の個展がい…

医学と芸術展@森美術館

2年ぐらい前になりますけど行きました。 何度でも見たい、と思わせる美術展でした、ほんと。 これを見てから、興味のある美術展は逃すべきでない、とあれやこれやと思い足を運ぶようになりました。テーマは医学。 でも、別に医学的な視点を要するわけではな…

名和晃平展(シンセシス)@東京都現代美術館

ずっと書こうと思っていたけれど、書けなかった。 まるで説明できる気がしないと言うのが理由。名和晃平展は PRISM,BEADS,POLYGON,VILLUS,DRAWING,GLUE,LIQUID,SCUMの其々8つのカテゴリーから成る(全部で12ゾーン)。 特に名和晃平と言ったら、という作品群…