今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

2012-01-01から1年間の記事一覧

Album:東京LIFE(岩崎愛)-全曲レビュー

▼まえがき たった30秒で心を安定させる音楽。 安易にそう言ってしまえる程に岩崎愛の歌声と、背景で鳴る暖かな音色は素晴らしかった。 アコースティックを基調としながらも、ポップスの枠だけには収まりきれない柔軟なメロディーセンスが窺える。アートワー…

高校入試~11話—感想[ネタバレ]

まあ、ネットに転がっているまとめをまとめても仕方がないので。 ▼このドラマのテーマを考える いよいよ答え合わせに入った高校入試。坂本先生の携帯を掲示板の上に置いた人間、お昼ごろまで掲示板へ書き込みをしていた主な人間は石川衣里奈。 また、入試問…

おやすみプンプン11巻/浅野いにお[ネタバレ]

今回も通常版を買ったにわかがレビュー。 浅野いにおさんのtwitterによると、今回カバーを取った表紙部分はフルカラーになっているそうな。 加筆修正されている個所も多く、伏線も多く、すごく凝らされた漫画だなあ、と。これがどれくらいオチに繋がっていく…

イミテーションとしての強さを演奏するMr.Children / Album:[(an imitation) blood orange](Mr.Children)全曲レビュー

まず、はじめに言いたいのは、Mr.Childrenは“素晴らしい音を鳴らすバンド”だってこと。 ボーカル、ギター、ドラム、ベース、ピアノ、ストリングス、ブラス、すべてが調和して、目を閉じるとすべての楽器が中心に向かって、それぞれがそれぞれの音を優しく強…

面白いひと、について。

「面白い人に会いたい」と言って会いに来る人の残念感 | 小野美由紀 オフィシャルブログ を読んで、思ったことを、ちょろちょろ(とはいえ、きっかけになっただけで、あんまり関係ないかも)。これを読んで、ちょっとだけ違和感を覚えたのと、そこから僕自身も…

高校入試(4~6話)―まとめ&感想[ネタバレ]

前回の1~3話のまとめから随分進展してしまった高校入試4~6話。 すでに入学試験も終わり各教師が各教科の採点を行い始めた。しかし、入試でも採点でもトラブルが続出、と言った感じ。▼4~6話の個人的なキーポイントまとめ この辺りまでのキーポイント(とはいえ…

ふがいない僕は空を見た/窪美澄[ほんのちょっとネタバレ]

本作は、5人の視点から語られる、それぞれの人生についての連作短編集であり、群像劇だ。 助産院の息子である男子高校生(ミクマリ)、不妊に悩む女性(世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸)、家族や友人、彼氏との人間関係に葛藤する女子高生(2035年のオーガズム)、環境によっ…

Album:IT'S A WONDERFUL WORLD(Mr.Children)全曲レビュー

「IT’S A WONDERFUL WORLD」はMr.Childrenにとって記念すべき10枚目のアルバムであり、彼らのデビュー日である5月10日に発売された。そして、彼らにとってはベスト盤後のアルバムとなった。 桜井氏はこのアルバムでは「バンドとしてのMr.Children」ではなく…

白夜行/東野圭吾×超雑記その3@102912

白夜行 (集英社文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/05/25メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 309回この商品を含むブログ (842件) を見るうーん。。。 確実に上手く言葉に出来ない事は承知の上だけれど、どうにかして吐き出さないとこ…

アラブ・エクスプレス展@森美術館

ざっくり言うと、平凡の域を出ないアートだったな、と感じた。 というのもインパクトに欠ける作品群だった。 ただ、「アラブ美術の現状」という点においては多くのメッセージ性が籠められた美術展であったし、なによりアーティストの熱意が感じられるものが…

高校入試(1~3話)―まとめ&感想[ネタバレ]

ひさびさにハマったドラマだった。 テンポが悪い、という人もいるけれど、僕はそうは思わない(とはいえ視聴率は落ちている?)。 オチ次第であるけれど、どれもが必要なシーンで、そう見せかけているのじゃないかな、と(ミステリーだし、その分見逃すと置い…

思いを伝えるということ展のすべて/大宮エリー

今年の2月、大宮エリーさんの「思いを伝えるということ展」を渋谷パルコに見に行った。 とても純粋な思いがそこにはあって、繊細で、でも丁寧で、透明なんだけど、彩り豊かな思いに満ちていて。 それを触れることで、大宮エリーさんとどこか通じ合えた気がし…

Album:V(TRIPLANE)全曲(再)レビュー※10/3加筆修正

一度レビューしてみたのだけれど、ひどかったので、もう一度しっかりと大幅に書き直してみた(よくなったと信じたい)。 だらだらとした前書きは、最後に配置。 彼らにとって5枚目にして最高傑作のアルバム、至高のポップス快進撃、「V」Vアーティスト: TRI…

【私的詩的意訳】Champagne Supernova/Oasis

ここ最近『Champagne Supernova/Oasis』ばかり聴いていて、どうしようもないので書く(衝動的)。 『Champagne Supernova/Oasis』は、口ずさんで、ギターで弾いて歌って、初めて心の奥の方にへばり付く様な楽曲だ。 さざ波に流さられるようなメロディーと、…

桐島、部活やめるってよ[ほんのちょっとだけネタバレ]〜高橋優と重ねて物語を読み取る

自分だけが置いてけぼりを喰らっているような気がする(陽はまた昇る/高橋優) 「桐島、部活やめるってよ」を観た。感想は、グッとはこなかったな〜。 「今年一番の映画」「とにかくラストシーンにグッときた」「何度も観にいく程中毒性がある」と評されていて…

うまれてしぬ/error403

著名人でもない人を話題に出すのってどうなんだろう、とか思いつつも。 同人誌に参加しているので大丈夫だと思い書く。 twitterでは10万人以上のフォロワーを持つアカウントerror403。そんな彼にひょんなことから興味を持ち。 彼の素性もよくわからないまま…

火の鳥①黎明編、火の鳥②未来編/手塚治虫[ネタバレ]

読み終わった後の温度が冷めないうちに書こうと思う。 散文。手塚治虫の火の鳥は手塚治虫の作品の中でも名作と呼ばれていて、僕の印象では「人の生き死に」をテーマにしたものであった。 誰もが考えたことではあると思うが、「人の生き死に」とはとても不思…

僕らのヒーローはドラえもんだった―PEN+[大人のための藤子・F・不二雄]

長らく更新を怠っていた。 平常運転に戻ろう。 というわけで。今月号のPENはドラえもん特集だ。大人のための藤子・F・不二雄。その特集と言った方がよいか。 ドラえもんの誕生した年は22世紀、2112年。 つまり今年から100年後にドラえもんは誕生するというこ…

コンセプトの先にあるものとはなにか? / コンセプトのつくりかた 「つくる」を考える方法/玉樹真一郎

▼「Wii」元企画開発者だからこその本 本書“コンセプトのつくりかた 「つくる」を考える方法/玉樹真一郎”は任天堂「Wii」の元企画開発者が“コンセプトとはどのように誕生し、どのように展開させていくべきか?”といったことを記したもの。その軽いレビュー。 …

映画:おおかみこどもの雨と雪[ネタバレ]

うーん・・・登場人物の“花”が理想の女性すぎて、心が辛い。 「〜が可愛すぎて生きるのが辛い」ってネタがあるけれど、まさにそんな感じで。 花が理想の女性すぎて、現実に戻ってくるのが辛いよ・・・。映画を観た人たちの「いい!」という感想に背中を押さ…

陽はまた昇る/高橋優

陽はまた昇る(通常盤)アーティスト: 高橋優出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2012/08/08メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るここ最近の高橋優は“よく”聴いていなかった。というのも当たり障りない楽曲が増…

シュプレヒコール/RADWIMPS

彼ら一年半ぶりのニューシングル。 その間にも「ブレス」「白日」といった新曲は発表されていたが、今回シングルとして切り落とされたのが本作「シュプレヒコール」 発売前までほぼその詳細は分からず、ラジオ音源もなく、ただただ妄想が膨らむばかりだった…

祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces(Mr.Children)

発売から随分経ってしまったけれど、現時点でのMr.Children最新シングル。 hypnosisやmarshmallow day、HAPPY SONGが新曲として浸透しつつあるけれど。 今回は、シングル[祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces(Mr.Children)]について書きたい。祈り ~涙…

巨神兵東京に現わる@東京都現代美術館

正しくは「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技@東京都現代美術館」に展示されている作品のひとつが「巨神兵 東京に現わる」なのだけれど。主に短編映像の感想を〜。※短編映画については、ネタバレです。 ▼特撮のリアル~“手”の見える映像…

超雑記その2@071712

なんかまあ、いろいろと思うことはあるけれど。 “これからの音楽について”とかアルバムの再レビューとか書きたいなあって思っていたのだけれど。 基本的にこのブログは何かを紹介することで綴れたらと思っているので、この「超雑記」というのは本当は不本意…

pilgrim/山田稔明[レビュー・感想]

GOMES THE HITMANが大好きで、どのアルバムから感想を書こうかなあ、と思っていた。 僕自身、思い入れがあるのは「mono」で、好きなアルバムは「cobblestone」「omni」だったりする。 しかし、現在進行形の山田稔明を語るなら、やはりソロアルバムの「pilgri…

ジブリを見ると、現実に戻れなくなる。

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント発売日: 2002/07/19メディア: DVD購入: 11人 クリック: 326回この商品を含むブログ (386件) を見る昨日の金曜ロードショー(ロードSHOW?)、千と千尋の神隠し。 …

容疑者Xの献身&聖女の救済/東野圭吾[ネタバレなし]

人の生涯は、なんのためにあるのだろう。 東野圭吾の小説の面白さは、その人間模様にある。様々な生涯の捧げ方がある。 それは愛であったり、憎しみであったり、執念であったり。しかし、なにか一瞬の煌めきの為に生涯を捧ぐことは、一瞬であるが故に永遠ほ…

あたらしい仕事と、僕らの未来。 (BRUTUS)

BRUTUS (ブルータス) 2012年 7/1号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2012/06/15メディア: 雑誌 クリック: 14回この商品を含むブログ (7件) を見る▼そもそも僕らの人生がどういう風に流れていくかのはなし。 例えば僕らが小学校から大学(4年生…

超雑記その1@061912

超雑記。 まさになんのためにもならならない思考の垂れ流し。 チラ裏。▼AKB48指原さん これね、結果論であるけれど。すべて台本だと思うの。推測だけど。 「爆笑問題×秋元康@ラジオ」では「そんな計算高くない」と否定していたけれど。 秋元康の策略よ、きっ…