今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

感想

半径数メートルの描写を歌にする、手に届く物語 / Album:miss you(Mr.Children)全曲レビュー・感想

6畳間で鳴らすMr.Children 2007年に発売された『HOME』を特集した別冊カドカワSpecial Issue Mr.Childrenの中でスガシカオはこんなコメントを寄せていた。 彼への要望ですか? やっぱり無茶なことはしないようにってことかな。うちに来て、シャンパン1本空け…

死に至る病を抱えて、北へ向かう。

(まえがきのまえがき) 「次にブログを書くときには間を空けないようにしたいな〜」 「せめて月イチぐらいがペースとしては保っておきたいところ」 「やはり心の変容を書き留めておかねばね!」 なんて思っていたのも束の間、時はあっという間に経ち前回から…

魔法使いの弟子

極限の恋愛とは 先日、新海誠監督の『天気の子』が地上波で放映されていた。『君の名は。』は映画館で観たのだが、『天気の子』は観ていなかったので2021年1月3日の夜が初見だった。『天気の子』について、新海誠はインタビューで以下のように語っている。 …

“Mr.Children”という生き物の状態を音楽にする / Album:SOUNDTRACKS(Mr.Children)全曲レビュー・感想

Mr.Childrenのフロントマン桜井和寿は、絶妙な論理と感覚のバランスで「いまMr.Childrenが世間から求められている音楽はなにか」「Mr.Childrenが表現したいことはなにか」を音楽として表現し常にヒットを打ち続けてきた。前々作『Reflection』では、あらゆる…

ニューニュートラルな時代の幕開け - turn over?/Mr.Children[感想]

「東京の新型コロナウイルス感染者数が2日連続で100人を下回る」 そんな毒にも薬にもならないニュースの見出しが速報としてテレビのテロップで流れる。昨日と違う今日を追い求めてマスコミは日本中の観光地を駆け回り密集した観光地の様子を伝える。その状況…

常夜燈と羅針鳥 / PEOPLE1とKitriと[永遠はきらい]

「あとで読み返してから公開するか〜」と思って一晩寝かせるといつの間にか数週間経ってしまっていることがある。2~3週間ぐらい前に書いたものです。相変わらず東京は暑いけれど。 --- 東京では35℃以上の気温が続く影響で、毎日昼頃になると「猛暑に注意して…

マチネの終わりに/平野啓一郎:離別する個は私で在るのか

『マチネの終わりに』を読んでいて途中で気付いた。自身の脳内で再生されている主人公の声や表情だけではなくその姿が福山雅治に、そして一方の女性は石田ゆり子に置き換えられていることに。映画は観ていないが、繰り返しテレビで流されるその予告編が無意…