書評(漫画)
滅多に映画を観ない私は今、『スパイダーマン』を観ようかどうかを迷っている。しかし、スマートフォンのGoogleレコメンド機能ではスパイダーマン関連の記事をひとつも表示しないし、Twitterのタイムラインには誰一人としてスパイダーマンを語っている人がい…
人生は誰にとっても意味のないものであると考えることができた瞬間、それまで抱いていた欲望は泡と消え、誰かの為に生きたいと強く思う。 その誰かがもし身近な誰かであるのであれば、その人の願う自分を演じるし、そうではなくもっと大きな何かであるのなら…
こちらもあわせて 零落/浅野いにお[感想その2・ネタバレ] - 今日もご無事で。 僕が好きな浅野いにおの漫画ってなんだろうと思い返すと、そもそもはどうしても「ソラニン」なんですけれど、そういえば「Ctrl+T」に収録されている『ひまわり』って漫画面白か…
熱量に身を任せたまま書きます。 だいたい週末は意味もなく書店をウロウロして、目についた書籍をパラパラとめくる習慣がついているんだけど、漫画コーナーでこの「パンティストッキングのような空の下」を見つけた。平積みされている漫画の中で、これだけ残…
帯のコピーに惹かれて買ってしまったのは、『よつばと!』以来である。たしかそのコピーは、“楽しめ。血を流しながら。”といったものだった気がする。 『コンプレックス・エイジ』は、コスプレという、まだ世間からの目はあたたかいとは言い難い趣味を思いの…
おやすみプンプン、最終巻。おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/08/03メディア: コミック購入: 4人 クリック: 295回この商品を含むブログ (371件) を見る下書きも溜まってたのだけれど、ど…
今日マチ子さんは、よくあるような青春を描きたかったのだろうか。 それとも、いつかの、あの日の、読んだ人の胸をすくような風景を描きたかったのだろうか。 この繊細なタッチと物語が魅せる“mina-mo-no-gram”は、平日の、静かな午後に読み切ってしまうのが…
最終巻の感想はこちら おやすみプンプン13巻/浅野いにお[感想・レビュー][ネタバレ] - 今日もご無事で。 - とりあえず。。。 書いた。 どこまで行っても、“あの日”がない。おやすみプンプン 12 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: …
1巻の終わり方で感じた暗鬱な雰囲気が、2巻ではすぅーっと晴れて爽快さを取り戻した。ように感じた。 さすがに、「おやすみプンプン」でどん底を描いて、「うみべの女の子」でもどん底は描かないか。 いつもジャケットのデザインや、帯のコピーが魅力的で、…
今回も通常版を買ったにわかがレビュー。 浅野いにおさんのtwitterによると、今回カバーを取った表紙部分はフルカラーになっているそうな。 加筆修正されている個所も多く、伏線も多く、すごく凝らされた漫画だなあ、と。これがどれくらいオチに繋がっていく…
著名人でもない人を話題に出すのってどうなんだろう、とか思いつつも。 同人誌に参加しているので大丈夫だと思い書く。 twitterでは10万人以上のフォロワーを持つアカウントerror403。そんな彼にひょんなことから興味を持ち。 彼の素性もよくわからないまま…
読み終わった後の温度が冷めないうちに書こうと思う。 散文。手塚治虫の火の鳥は手塚治虫の作品の中でも名作と呼ばれていて、僕の印象では「人の生き死に」をテーマにしたものであった。 誰もが考えたことではあると思うが、「人の生き死に」とはとても不思…
長らく更新を怠っていた。 平常運転に戻ろう。 というわけで。今月号のPENはドラえもん特集だ。大人のための藤子・F・不二雄。その特集と言った方がよいか。 ドラえもんの誕生した年は22世紀、2112年。 つまり今年から100年後にドラえもんは誕生するというこ…
なんかいろいろ書こうと思ってたことはあるんだけど。ポーランドの女子大生が日本人プロ騎士を倒した(将棋)、とヤフーのトップニュースにあて それでヒカルの碁を思い出したので、ヒカルの碁について軽く書いてみる。奇しくも前回の宇多田ヒカル、巷で流行…
※5/10加筆修正いちごオレを飲んでいたら疲れも取れてきたので適当に書く。おやすみプンプン9巻を読んで、8巻の時に書いた考察・感想が全く見当はずれのもので「うわー」と思ったのだけれど、10巻を読んだらあながち間違っていなかった気もしてきた。 特に南…
最終巻の感想はこちら おやすみプンプン13巻/浅野いにお[感想・レビュー][ネタバレ] - 今日もご無事で。 おやすみプンプン8巻までしか読んでいないのでこの先の考察がストーリーと一致しない点が多々あると思うけれど、読み終えて思った事を。(10巻まで読ん…
タイトルに三つの作品名を雑にぶっこんでしまった(どれも名作なのに)。 まず三作品の軽い概要(感想)を。 おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/08/03メディア: コミック購入: 4人 クリッ…
僕がよつばと!を読み始めたきっかけは以下に引用した9巻の帯のコピーを見てからだ。 変わっていく季節、変わらない毎日。(よつばと!9巻帯より) 漫画「よつばと!」は日常を描いた漫画だ。 けれど、冷静に考えてしまったら、ここに描かれている日常は“葛…
明日のことはわかんない。 これってギセイとは違う。何かが違う。 罰ゲームじゃん、なんて思わない。“SWEET DROPS/PUFFY” うさぎドロップのアニメ版/実写版の主題歌のワンフレーズ。人は生きていく上で幾つもの選択を繰り返していく。 ハッピーかアンハッピ…