今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

2013-01-01から1年間の記事一覧

×と○と罪と/RADWIMPS[感想・レビュー]

もっと早く記事にしたかった。 できれば発売日当日に記事にしたかった。 でも、あれから何度も何度も聴き直すことで、このアルバムの良さが分かってきた。それぐらいに僕は、この「×と○と罪と」を何度も聴いているし、素晴らしいアルバムだと思う。 僕はRADW…

ワールドクリエーションのコピー:佐藤司郎

以前、別のブログに掲載していた記事を転載。 好きなコピーについて書いたもの。 一度オーロラを見たかったな。病室で母がいった。今度、連れていってあげるよ。最後の嘘をついた。 (ワールドクリエーション/佐藤司郎) 僕が好きなコピーはいくつもあるのだ…

物語の役割/小川洋子

好きな作家のひとりに、小川洋子さんがいて。 学生の時に、教授にそのこと伝えたら「そういえば私も好きで、書評かなんか書いたことあるわ」なんて言われて。 その時に教授に勧められたのが「物語の役割」という本だった。小説家として活動される一方で、エ…

なんで、笑っていいとも!終わっちゃうんだろうな、っていうわけじゃないけど、とんでもなく雑な散文

センター試験廃止が濃厚になったり、笑っていいとも!は半年後に終了が決定したり、季節はもう冬になったり。 ああ、あれやこれや、時代はどんどんと進んでいくな、って。 まるで僕は追いつけそうにない。特に心が。十代の頃は「せめて二十歳までは、この答…

「2020年、東京オリンピック開催決定」

「日本でのオリンピック開催!」 「ハイサイ」 「それ沖縄!開催地は東京!」 「沖縄から上京」 「うん、ちゃんと上京してきて。よろしく」 「世界各地から上京」 「いやまあ、それもまた上京と言うのかはわからないけど、そうだね」 「芽生える同郷の友情」…

Album:小さな生き物(スピッツ)×レビュー/感想

スピッツにとって14番目のアルバム。 そういえば、スピッツってユーミンの14番目の月、カバーしてたよね(いきなり脱線)。 そしてアルバム「三日月ロック」から続く亀田プロデュースは健在(僕はあまり好きではない)。スピッツにしては、珍しくデラックスエデ…

mina-mo-no-gram/今日マチ子

今日マチ子さんは、よくあるような青春を描きたかったのだろうか。 それとも、いつかの、あの日の、読んだ人の胸をすくような風景を描きたかったのだろうか。 この繊細なタッチと物語が魅せる“mina-mo-no-gram”は、平日の、静かな午後に読み切ってしまうのが…

新しい青の時代/山田稔明[感想・レビュー]

「新しい青の時代」そう名付けられたアルバムのジャケットには、イラストレーター福田利之氏による山田稔明氏と愛猫ポチをイメージした青を基調とした絵が描かれている。 そのジャケットから僕が感じた第一印象は、強い意志だった。 なにか強い意志を持って…

おやすみプンプン12[感想・レビュー]

最終巻の感想はこちら おやすみプンプン13巻/浅野いにお[感想・レビュー][ネタバレ] - 今日もご無事で。 - とりあえず。。。 書いた。 どこまで行っても、“あの日”がない。おやすみプンプン 12 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: …

home sweet home/山田稔明[レビュー・感想]

ニューアルバム「新しい青の時代」が7月7日に発売予定で、現在は公式HPなので先行発売の行われているアーティスト山田稔明。 彼にとってソロ・シンガーソングライターとしての3枚目のフルアルバムとなる。 前作までは「pilgrim」「home sweet home」といった…

真夏の方程式/東野圭吾[感想・レビュー]@ちょっとネタバレ

ずっと読まずにいた。 ガリレオシリーズ長編、最後だったから。 これを読んでしまったらガリレオがもう読めない!そう思って放っておいた。しかし、映画化も決まって、単行本化もされて、もうこれは、下手にネタバレを見てしまう前に読んでしまおう!と。一…

さらさら/僕はきっと旅に出る×スピッツ[レビュー・感想]

スピヲタ(スピッツヲタク)にとっては、待望のニューリリース。 2年8ヶ月ぶりとなり、彼らにとっては通算38枚目の両A面シングル「さらさら/僕はきっと旅に出る」 「さらさら」はJ-Waveの春のキャンペーンソングとなっている。シングルがリリースされたという…

シュガー・ラッシュ[ネタバレ]〜感想・レビュー

終始泣きっぱなしの映画だった。 なんの期待もなく、心境的にはフラットなまま望んだ結果、いつの間にか映画の世界観に引き込まれてしまった(単純)。 とにかくキャラクターの健気な姿を映し出している映画には弱い。簡単に映画の概要を説明すると、ゲーム(セ…

あたらしい仕事と、僕らの未来。②

去年の7月ごろ、BRUTUSでは「あたらしい仕事と、僕らの未来。」というコピーのもと、僕らのこれからの働き方について特集があった。 その時に書いた記事が以下。あたらしい仕事と、僕らの未来。 (BRUTUS) - 今日もご無事で。そして、今回。 新たな春を機に「…

瀬戸内国際芸術祭2013×レポート,感想,まとめ〜その3(まちづくりについて)

過疎化していく島が生まれ変わる、そのきっかけとして誕生した瀬戸内国際芸術祭。 でも、「過疎化」とはいうけど、本当に過疎なのか。いままで書いていた瀬戸内芸術祭のコンセプトの根本をひっくり返すようですが、限界集落、過疎化について、書いてみたいと…

「新入社員、IN」

「今日は街に新入社員が溢れてたね」 「侵入者、IN」 「違う違う、新しい社員のことだよ。どこか忍び込んで悪いことする人じゃないよ」 「侵入者、OUT。フレッシュマン、IN」 「うん、そうそう。だけど、なんとかならないのその言い回し」 「フレッシュマン…

「卒業」

「卒業だってさ」 「貧血を起こして倒れる」 「それは卒倒だよ、たしかに卒業式とかで校長先生の長い話に倒れちゃう人いるけどね」 「執刀は私に任せてください」 「やりすぎだよ、貧血で手術なんてオオゴトだよ」 「そんな気は、毛頭ない」 「だったら言う…

ドリーマーズ・ハイ/RADWIMPS

「君と羊と青」を彷彿とさせる軽やかで爽やかなアンサンブルのイントロ。 ギターのタッピングが心地よく響き、その地位を落とすことなく充分なキャッチーさで勝負をしかけてくる。 バンドが産みだしたグルーブは余韻を残したままAメロへと踏み込んでいく。ド…

瀬戸内国際芸術祭2013×レポート,感想,まとめ〜その2(作品の感想)

▼作品の感想 公式ガイドブックの中で「瀬戸内国際芸術祭 総合プロデューサー」である福武總一郎さんは、以下のように述べられています。 解説を読んで理解するのではなく、作品を見て感じてほしい。そして「この作品はこういうことをいっている」と自分の言…

短編集やショートショートが読みたい〜電子書籍アプリyomel.jpキャンペーン

読み放題でコスパよし!電子書籍アプリyomel.jpキャンペーン お題:読み放題の電子書籍サービスで「この本があるなら使ってみたい!」と思う好きな作家や作品、シリーズ、ジャンルなどを自由にブログに書いてください 通勤通学時間の間で読める短編集やショ…

瀬戸内国際芸術祭2013×レポート,感想,まとめ〜その1(芸術祭のまわり方)

瀬戸内国際芸術祭2013にいってきました! 3年前の瀬戸内国際芸術祭に参加して以来3年ぶりでした。 ある程度、駆け足で回る形になりつつも、素晴らしい景色の中で観たい作品はじっくり見たり、ちょっとでもアートが好きで、どこか気分転換のできる場所へ行き…

生物と無生物のあいだ、の話ではない話×超雑記シリーズその6@20130314

以下に書き記すことは、このブログ史上もっとも幼く、不明瞭なチラ裏になるであろう。福岡ハカセ(福岡伸一)さんの本を読んで、パッと思ったこと、受け入れられた思想、考え方をざざっと、思うがままに書き散らす。 知識を飲み込んだわけではないので、正しい…

問題作にして最高傑作 / Album:Q(Mr.Children)全曲レビュー

問題作にして最高傑作。 そんなコピーが良く似合うアルバムが「Q」であると個人的には思っている。 とにかく世界観がない。ない、というのもおかしな表現だけれど次作「IT’S A WONDERFUL WORLD」は妖艶な雰囲気を放ちつつ、暗がりと光を垣間見せたアルバムで…

主要なクラウドファンディングサイトをまとめてみた

▼まえがき こんなまとめを以前作っていたのだけれど、眠らせたまま削除するのもあれだなあと思って、載せる。 ちなみにリンクは未設定です。 ▼CAMP FIRE メジャーなクラウドファンディングサイトのひとつ。著名人も何人かいままでにトライしていたり、募集を…

うみべの女の子1巻&2巻[ほんのちょっとネタバレ・感想]

1巻の終わり方で感じた暗鬱な雰囲気が、2巻ではすぅーっと晴れて爽快さを取り戻した。ように感じた。 さすがに、「おやすみプンプン」でどん底を描いて、「うみべの女の子」でもどん底は描かないか。 いつもジャケットのデザインや、帯のコピーが魅力的で、…

Mr.Children「SENSE」を用いて「ティザー広告」を紐解く×ついでに、謎のフジテレビCM「霊に好かれる男」を考えた

▼フジテレビのCM「霊に好かれる男」が気になっている。 現在フジテレビでちょっと奇妙なCMが度々流れている。 「霊に好かれる男」といったタイトルのCMだ。 15秒CMで出演者は、三浦友和、東加奈子、そして霊に扮するお笑い芸人カラテカの矢部の三人。 フジテ…

森本千絵“en°木の実”展@ワタリウム美術館内オン・サンデーズ

▼森本千絵に染まった世界そのものへの小旅行〜圧倒的なエネルギーとかがやき 個展と名はついてはいるものの、中に在るのは森本千絵さんの企画書であったり、制作物であったり、私物であったりして、まるで森本千絵さんの頭の中に招待されたような雰囲気だっ…

HORIZON/レミオロメン

レミオロメンにとっての3rdアルバム「HORIZON」はファンにとっては賛否両論を産んだ所謂問題作だ。 それまでのレミオロメンとは大きく音楽性が変わった、というのが個人的な見解かな。 もっと個人的に言うと、本作は“社会性の高いレミオロメン”が産んだアル…

アートと音楽−新たな共感覚をもとめて(展)@東京都現代美術館〜主に“data.matrix [n˚1-10] by Ryoji Ikeda”について

▼世の中に存在するものすべてを音楽として昇華できたなら 総合アドバイザーに坂本龍一を引っ提げて開かれた「アートと音楽」展。 どっかのキャッチコピーに「これは音楽ですか?芸術ですか?」というものがあって(なかった?)、はぁ、なんというか僕より浅は…

会田誠展〜天才でごめんなさい@森美術館×ほぼ余談

以下の記事と、会田誠の「天才でごめんなさい」に対する抗議について。 個展そのものにも足を運んだけれど、その感想はほぼ書いていない。 ちなみに、物議を醸している絵画、そしてその雪月花シリーズも見てきました(ググればあります)。http://anond.hate…