今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

高校入試(4~6話)―まとめ&感想[ネタバレ]

前回の1~3話のまとめから随分進展してしまった高校入試4~6話。
すでに入学試験も終わり各教師が各教科の採点を行い始めた。しかし、入試でも採点でもトラブルが続出、と言った感じ。

▼4~6話の個人的なキーポイントまとめ

この辺りまでのキーポイント(とはいえ、まとめNAVERでより事細かにまとめてあるけど・・・)は

・相田先生は、過去に携帯電話を入学試験中に鳴らしてしまったことが発端でいじめられていた石川衣里奈を助けた?ことがあり、繋がっている(付き合っているかどうかは不明)⇒今回起きた芝田(娘)の事件と似ている、が関係はない?
・石川(一高生徒)は問題をリークしていた?また何者かと繋がっている。その何者かは、音楽教師滝本と相田先生が付き合っていると思っている(真偽は不明)
・再発行をしたゴールドカードを届けるために訪れた徳原優介(ゆうちゃん)、接触したのは滝本先生のみ?誰にも見られることなく侵入し、離脱?⇒春山先生が出ていくところを目撃したが、それがゆうちゃんであると理解したかは不明
・最終科目の英語で、終了間際に、芝田(母)からの受験応援メールによって携帯電話が鳴り、ポケットに忍ばせていることが発覚した芝田(娘)。過呼吸で倒れるが、村井先生に救護される。その後、春山先生の付き添いで保健室まで(試験終了まで二人は教室から離脱)。
・芝田(娘)の試験用紙は教卓の引き出しに仕舞われた後、村井が試験用紙を一枚ずつ回収。「あれ?39枚しかない」という発言の後、教卓の引き出しから芝田(娘)の解答用紙を回収し「あった、あった。これで40枚」と枚数を確認する。後に、水野先生、教頭?が枚数を「40枚」と発言し、回収している。この枚数確認のシーンは何度も映し出されており、後に大きな事件のきっかけとなる可能性が高い。
・ちなみに、春山先生は試験開始前に「解答用紙が一枚足りません、補充します」と解答用紙を一枚補充している。
・松島(息子=59番)が沢村(息子=55番)のカンニングを発見、試験用紙に告発文を書く。そして、春山先生が「これ、言っていいのかな?」と戸惑いつつも59番が松島(父)の息子であることを暴露。
・2Bに貼られた試験についての注意事項のみが去年のものと何者かによってすり替えられており、今年から「携帯が鳴ったら即失格」であったところが2Bは去年のまま訂正がされておらず「携帯電話は電源を切っておくこと」という注意書きのみになっていたため、芝田(母)が抗議し芝田(娘=77番)は試験失格とならず、正当な採点のもと、合否を下されることとなった。また、採点結果の開示も求めるように約束されてしまった(校長がその場で判断を下した)。
・村井先生が2Bの掃除用具入れから春山先生の携帯を発見。春山先生は、いつどこで携帯を手放したか覚えておらず、盗まれた場所も検討がつかない状態。
・滝本先生が職員室に余っていたお弁当を松島先生に届けに行った
・保護者室に「携帯使用可」の張り紙を書いたのは滝本先生
・英語の採点の準備を坂本先生が一人で勝手にはじめる(すぐに相田先生合流)。しかし、女子トイレで解答用紙の入った封筒を手洗い場に置きっぱなしにした瞬間があり、女子トイレから出た瞬間、隣の男子トイレから松島(父)先生登場。
・46番の解答用紙がないことが発覚。そして白紙の解答用紙を46番とし(決定、書き込んだのは坂本先生)、46番は事実上白紙の回答(番号も無記名)をしたことになったが、消しゴムで消し白紙で戻した。
・春山先生が、坂本先生の採点ミスの度に何度も厳しい目、不安な目を向けるカットがあり、男性と春山先生が相談をしている?回想シーンがある
・田辺(=46番)は、入試成績トップ(予告で判断してます)であるが、英語の科目の解答用紙だけが見つからない。

▼複数の思惑が絡み合った事件、の可能性
単純に考えると、一人でいる時間は滝本先生がもっとも長く、掲示板に書き込み、という点だけで考えればいちばんやりやすい人物。そして、そのほかの犯行をするにも、位置的に近い場所にいたり、一人だったり、なぜか重要な場所を一時的に任されたりしていて、やりやすい。ただ、これらはほとんど偶発的に起こっていることなので、その偶然性を滝本先生が自ら仕組んだ、とまで考えないと滝本先生がすべてに関わっていると断言するのは難しい。

そして、この「高校入試」は複数の犯行計画が絡み合って、今回の騒動に繋がっていると感じる。実は、先生全員がなんらかの犯行に関わっている、とか(ただ、相田先生は蚊帳の外であるだろう。それはなんとなく直感の根拠で言える)。
掲示板に書き込んでいる人物だけがすべてじゃなく、掲示板を利用していないながらも、なんらかの犯行に及んでいる人物、グループがいると考えてもよいと思う。

▼“勘違い”を利用した問い詰め方、の可能性
ドラマ上、グループとグループが勘違いをしている、という事が起こっている可能性がある。
例えば、石川(一高生徒)のもとに「相田先生は音楽教師と二股している」というメールが届いたけれど、実は滝本先生は相田先生ではない誰か、と付き合っていて、送り主が「相田先生と滝本先生が付き合っていると思われる様なシーン」を目撃した、あるいは聞き、勘違いしたという可能性がある。
というのも、こういう勘違いが起これば、犯人を追いつめるときに「相田先生と滝本先生が付き合っている、という勘違いができるような人間は〜だけ」という推理ができるからだ。あなたは、ああいう出来事を見ていたから、勘違いしたんでしょ、でもアレを見ていたのはあなたしかいないよね、っていう。

ほんと、想像の域だけど、一話で滝本先生は春山先生に「私たちの関係にまだ気づいてないんですか?」と言っている。
この口ぶりから、滝本先生が誰と付き合っているかを知らないのは春山先生だけ、の可能性が高い。ここで、もし滝本先生が「相田先生と付き合っていない」場合、「相田先生と滝本先生は付き合っている」という間違った認識をしたメールを送る人間は春山先生のみ(とはいえ、みんなが気付く事実に、春山先生だって一年もいて気付かないもんなのかな?そうするとやっぱり相田先生か・・・?)。
なにより「相田先生の机の中にインディゴリゾートのカードがあった」という事実があるからなあ・・・。相田先生を介して誰かに渡す、とか、そんなややこしいことする必要ないしね・・・。今更になって上記の展開はないなー、と思った。

それとは別に、水野先生と滝本先生の関係性がちょっと気になる。
そして、採点し終わった解答用紙の点数をパソコンに入力するのが滝本先生で、やたら適当?なのも気になる。
コーヒー淹れるシーンとか、要るかなあ・・・。なんのためなんだろう。
なんだか、滝本先生がやたら怪しく見えてしまう4~6話だった。

※12/2追記
実は滝本先生は相田先生と付き合っていないって言うこれ、壮大な勘違いだった!!

▼「入試をぶっつぶす」の目的、の可能性
ある程度、ここまでで推測できる「入試をぶっつぶす」は
・石川(一高生徒)は、他の生徒が一高に落ちたことでいじめられた。けれど、この高校にどれだけの価値がある?高校にどうしてそこまで拘る?入試でしか測れないものってなに?ってことを訴えたくて加担しているような気も。
・田辺もまた犯行に及んでいるかは分からないが、解答用紙が一枚足りないなどの一連のハプニングは、前回も述べたように「誰が合格者で、誰が不合格者か分からない」ということを行いたいんじゃないかな、と。それが成績トップの人間が天秤にかけられている、とすれば公せずとも大問題だ。

46番の解答用紙が見つからない、というのは、回収する際に39枚しかなかった、もしくはぴったり40枚あったことと関係しているような気もするんだけど(でなきゃ、あんなに枚数数えるシーンいるのか)。

                                                                                                          • -

最終回
高校入試最終回の感想[ネタバレなし]×青い春/back number - 今日もご無事で。
次回のまとめ
高校入試~11話—感想[ネタバレ] - 今日もご無事で。
前回のまとめ
高校入試(1~3話)―まとめ&感想[ネタバレ] - 今日もご無事で。

[告白/湊かなえ]の感想(主に第二章)
告白(第二章:殉教者)/湊かなえ - 今日もご無事で。