今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

遺書みたいなもんが書きたくて〜その3/わざわざ例えなくてもいいじゃない

その1からお読みください ⇒遺書みたいなもんが書きたくて〜その1/これがまた雑なんだな - 今日もご無事で。 その2 ⇒遺書みたいなもんが書きたくて〜その2/この感情の行方 - 今日もご無事で。 - 腐敗した愛で君の死体を塗りたくった。この部屋にはもう一人分…

遺書みたいなもんが書きたくて〜その2/この感情の行方

その1からお読みください ⇒遺書みたいなもんが書きたくて〜その1/これがまた雑なんだな - 今日もご無事で。 - 言葉足らずのメーデーを見失った。軋轢で生じた鈍い騒音が方位を狂わせて、今更本能なんて代物が脳の片隅で深く閉ざされた引き出しから出てくるは…

遺書みたいなもんが書きたくて〜その1/これがまた雑なんだな

新宿が廻る。乾いた風が、どこまでも続くアスファルトを這いながら、やがて埃と共に巻き上がる。ゲラゲラと笑う通行人の肺の奥に忍び込んだ粒子は退屈な生命を知る。ビルのビジョンに映し出されたミュージシャンの訴えは、憂鬱な足音に掻き消された。不規則…

幸福論/アラン(訳:村井章子)

幸福になるこの技術に、もう一つ有益な忠告を付け加えておこう。それは悪い天気を上手に使う技術である。これを書いているいま、雨が降っている。屋根瓦に雨の音がする。無数の雨樋がにぎやかにおしゃべりしている。空気は洗われて、塵一つない。豪奢な寝具…

笑っていいとも最終回(フィナーレ)、そして、タモリさんのこと×超雑記シリーズその8@20140402

「笑っていいとも!」がとうとう終わってしまった。 タモリさんのことがとにかく好きで好きで、この思いをどこかに綴っておけたらと思いながら今日に至る。 そして笑っていいともの最終回を観て、中居くんのタモリさんへの感謝の気持ちを聞いた時、あ、やっ…

生きてることが辛いならいっそ小さく死ねばいいと森山直太朗は歌うけど、小さく死ぬ方法がわからない〜死生観について〜×超雑記シリーズその7@20140323

自分の中の死生観を書き留めておきたかったから。 というより書くことがなかったから。 ひさびさにチラ裏的記事を書き残そうと思う(そもそもここ僕のブログなんだけど)。まあ、死生観に伴う死について思い悩んでいる人がいて、たまたまここに辿り付いたら面…

Album:RAY/BUMP OF CHICKEN[レビュー・感想]

▼懐古から未来へ BUMP OF CHICKENにとっての3年ぶりとなる通算7枚目のアルバム「RAY」 “宇宙”と関連つけた作品を多く出してきた彼らだがアルバム「orbital period」あたりから、その色は濃くなってきていて、今作「RAY」も例外ではなく“光線”といった僕らに…

Album:Design/TRIPLANE[レビュー・感想]

アルバム前作「V」では“進化したポップス”“バンドTRIPLANEの快進撃”と勝手に銘打ったのだけれど、 今作「Design」は“バンドとしての軸を越えたミュージック”と言えばいいだろうか。とにかく、いままでの彼らにとってこれは進化でも退化でも現状維持でもなく…

Album:新世界/ゆず[レビュー・感想][後篇]

後篇、いきなり「う〜ん」って所から入ります。前篇はこちら Album:新世界/ゆず[レビュー・感想][前篇] - 今日もご無事で。 新世界(初回限定盤)アーティスト: ゆず出版社/メーカー: トイズファクトリー発売日: 2014/02/19メディア: CDこの商品を含むブログ (…

Album:新世界/ゆず[レビュー・感想][前篇]

後篇はこちら Album:新世界/ゆず[レビュー・感想][後篇] - 今日もご無事で。 ▼「新世界」のはじまり 今回でゆずにとっての12枚目の新作となるアルバム「新世界」 ファンからすると、今回のアルバムは非常に期待値の高いアルバムであったと思う。 それはシン…

パノラマの街/小田和正・桜井和寿(Mr.Children)

大雪が続く東京、とか。 このまま時間だけが過ぎて/このまま自分を超えられずに/ 自信やアイデアや情熱は/痩せ細っていくのだろう(パノラマの街/小田和正・桜井和寿) 昨年末のTBSにて放送された小田和正「クリスマスの約束2013」 そして、そこにゲストとして…

Best Album:ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ベスト/NICO Touches the Walls[レビュー・感想]

これまで5枚のアルバムを発売してきたNICO Touches the Walls 3枚目のシングル「Broken Youth」でMステデビューし、順調なスタートを切り開き、 大衆バンドを目指して、ポップスとロックの狭間を彷徨いながら実験的なことも多くしてきた彼らがようやくベスト…

Album:COSMONAUT/BUMP OF CHICKEN[レビュー・感想]

▼「COSMONAUT」から「beautiful glider」 もうすぐニューアルバムの「RAY(虹を待つ人、友達の唄、ゼロ、ほか収録)」が発売予定のBUMP OF CHICKEN ベスト盤が発売されたこともあって、新規のファンも増えたんじゃないだろうか。 バンプと言えば「天体観測」だ…

おやすみプンプン13巻/浅野いにお[感想・レビュー][ネタバレ]

おやすみプンプン、最終巻。おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/08/03メディア: コミック購入: 4人 クリック: 295回この商品を含むブログ (371件) を見る下書きも溜まってたのだけれど、ど…

×と○と罪と/RADWIMPS[感想・レビュー]

もっと早く記事にしたかった。 できれば発売日当日に記事にしたかった。 でも、あれから何度も何度も聴き直すことで、このアルバムの良さが分かってきた。それぐらいに僕は、この「×と○と罪と」を何度も聴いているし、素晴らしいアルバムだと思う。 僕はRADW…

ワールドクリエーションのコピー:佐藤司郎

以前、別のブログに掲載していた記事を転載。 好きなコピーについて書いたもの。 一度オーロラを見たかったな。病室で母がいった。今度、連れていってあげるよ。最後の嘘をついた。 (ワールドクリエーション/佐藤司郎) 僕が好きなコピーはいくつもあるのだ…

物語の役割/小川洋子

好きな作家のひとりに、小川洋子さんがいて。 学生の時に、教授にそのこと伝えたら「そういえば私も好きで、書評かなんか書いたことあるわ」なんて言われて。 その時に教授に勧められたのが「物語の役割」という本だった。小説家として活動される一方で、エ…

なんで、笑っていいとも!終わっちゃうんだろうな、っていうわけじゃないけど、とんでもなく雑な散文

センター試験廃止が濃厚になったり、笑っていいとも!は半年後に終了が決定したり、季節はもう冬になったり。 ああ、あれやこれや、時代はどんどんと進んでいくな、って。 まるで僕は追いつけそうにない。特に心が。十代の頃は「せめて二十歳までは、この答…

「2020年、東京オリンピック開催決定」

「日本でのオリンピック開催!」 「ハイサイ」 「それ沖縄!開催地は東京!」 「沖縄から上京」 「うん、ちゃんと上京してきて。よろしく」 「世界各地から上京」 「いやまあ、それもまた上京と言うのかはわからないけど、そうだね」 「芽生える同郷の友情」…

Album:小さな生き物(スピッツ)×レビュー/感想

スピッツにとって14番目のアルバム。 そういえば、スピッツってユーミンの14番目の月、カバーしてたよね(いきなり脱線)。 そしてアルバム「三日月ロック」から続く亀田プロデュースは健在(僕はあまり好きではない)。スピッツにしては、珍しくデラックスエデ…

mina-mo-no-gram/今日マチ子

今日マチ子さんは、よくあるような青春を描きたかったのだろうか。 それとも、いつかの、あの日の、読んだ人の胸をすくような風景を描きたかったのだろうか。 この繊細なタッチと物語が魅せる“mina-mo-no-gram”は、平日の、静かな午後に読み切ってしまうのが…

新しい青の時代/山田稔明[感想・レビュー]

「新しい青の時代」そう名付けられたアルバムのジャケットには、イラストレーター福田利之氏による山田稔明氏と愛猫ポチをイメージした青を基調とした絵が描かれている。 そのジャケットから僕が感じた第一印象は、強い意志だった。 なにか強い意志を持って…

おやすみプンプン12[感想・レビュー]

最終巻の感想はこちら おやすみプンプン13巻/浅野いにお[感想・レビュー][ネタバレ] - 今日もご無事で。 - とりあえず。。。 書いた。 どこまで行っても、“あの日”がない。おやすみプンプン 12 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: …

home sweet home/山田稔明[レビュー・感想]

ニューアルバム「新しい青の時代」が7月7日に発売予定で、現在は公式HPなので先行発売の行われているアーティスト山田稔明。 彼にとってソロ・シンガーソングライターとしての3枚目のフルアルバムとなる。 前作までは「pilgrim」「home sweet home」といった…

真夏の方程式/東野圭吾[感想・レビュー]@ちょっとネタバレ

ずっと読まずにいた。 ガリレオシリーズ長編、最後だったから。 これを読んでしまったらガリレオがもう読めない!そう思って放っておいた。しかし、映画化も決まって、単行本化もされて、もうこれは、下手にネタバレを見てしまう前に読んでしまおう!と。一…

さらさら/僕はきっと旅に出る×スピッツ[レビュー・感想]

スピヲタ(スピッツヲタク)にとっては、待望のニューリリース。 2年8ヶ月ぶりとなり、彼らにとっては通算38枚目の両A面シングル「さらさら/僕はきっと旅に出る」 「さらさら」はJ-Waveの春のキャンペーンソングとなっている。シングルがリリースされたという…

シュガー・ラッシュ[ネタバレ]〜感想・レビュー

終始泣きっぱなしの映画だった。 なんの期待もなく、心境的にはフラットなまま望んだ結果、いつの間にか映画の世界観に引き込まれてしまった(単純)。 とにかくキャラクターの健気な姿を映し出している映画には弱い。簡単に映画の概要を説明すると、ゲーム(セ…

あたらしい仕事と、僕らの未来。②

去年の7月ごろ、BRUTUSでは「あたらしい仕事と、僕らの未来。」というコピーのもと、僕らのこれからの働き方について特集があった。 その時に書いた記事が以下。あたらしい仕事と、僕らの未来。 (BRUTUS) - 今日もご無事で。そして、今回。 新たな春を機に「…

瀬戸内国際芸術祭2013×レポート,感想,まとめ〜その3(まちづくりについて)

過疎化していく島が生まれ変わる、そのきっかけとして誕生した瀬戸内国際芸術祭。 でも、「過疎化」とはいうけど、本当に過疎なのか。いままで書いていた瀬戸内芸術祭のコンセプトの根本をひっくり返すようですが、限界集落、過疎化について、書いてみたいと…

「新入社員、IN」

「今日は街に新入社員が溢れてたね」 「侵入者、IN」 「違う違う、新しい社員のことだよ。どこか忍び込んで悪いことする人じゃないよ」 「侵入者、OUT。フレッシュマン、IN」 「うん、そうそう。だけど、なんとかならないのその言い回し」 「フレッシュマン…