クリスマスの朝に思うこと
インターネットが静かすぎる
昨晩の夜は「リア充爆発しろ」と荒れていたSNSも、クリスマスの朝は沈静化している
静かだ
だからちょっと小言を呟いてみる
朝っぱらからコーヒーレッドブル飲みながら
片手間に原稿起こしながら
2011年を振り返ってみると、まあ、至極当然のように誰もが「東日本大震災」を思い浮かべると思う
もうあれから一年経とうとしているのか、早い
でも、いまは当然のように平穏を装った日々が続いている
だって日曜の朝のフジテレビはトリコがやって、ワンピースがやって、いま丁度笑っていいとも!増刊号だもの
誰もが感じていると思うけど、本当はそうじゃない
原発の完全収束までにあと何年かかるだろう
被災地の復興はいつまで続くのだろう
目を背けたくなるような現実を何度も叩きつけられた被災者の人たちは
でもね、性格が悪いのか、人間の本能なのか、心理的なコントロールなのか
毎日、毎日、そういうもの(放射能汚染)に怯えているわけじゃない
幸か不幸か、当たり前の日々を生きて、「さあ今日も頑張ろう」とネクタイを締めて電車に乗って
それでも、あの時に誰もがなにかを感じたのは確かでしょう
無意識下でそれが根付いて、行動の要因のひとつに今でもなっていると思う
911が起きた時、それまで欧米に羨望の眼差しを向けていた僕ら日本人の価値観は崩壊し、リーマンショックによって資本主義崩壊をリアルに感じ、311は政治も、経済も、歴史も、価値観も、生き方も、それらよりもっともっと身近なものとなった
それでも、クリスマスはやってきた
なんとなく浮かんだ曲がジョンレノンのイマジンである(ちなみに911の時、イマジンは放送自粛されたらしい)
Imagine all the people living for today(Imagine/John Lennon)
イマジンで一番好きなフレーズ
意訳すると「想像してみたらいい/すべての人たちが/今日を生きているということを」
世の中にはいろんな事があるし
いろんな人がいるし
いろんなものがあるけれど
今日に生きている
映像作家の丹下紘希さんがいつか言っていた言葉があって、それがまだ印象に残っているのだけれど、なんのコメントだったかな
「いま世界のどこかにいるひとも、同じ空気を吸っている。そう思うと、どこか安心する」
2011年を振り返ると、それはもういろいろありましたが
2012年を振り返っても、それはもういろいろあるでしょう
なにもないなんてことはないんだから