今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

今年出会った言葉たち2011

今年出会った言葉たちについて書く。

なので、世間的には2011年はあまり関係ない。個人的な2011。

いろいろあるけれど、厳選すると時間かかるし、量が多くなるから、いまの気分とタイミングで適当に書く。


  • 今年出会ったコピーたち2011

夫婦のつぎは、何になろう。 (月桂冠/吉澤到)

日本酒、月桂冠のコピー。2005年頃のかな?
友達として出会って、恋人となって、結婚をし、夫婦になる。そのつぎは?
このコピーは、そういう“ことばにならないかんけい”を表している気がして、心がスッとします。

言葉なんて、いらない、自由なんだ。


退屈なのは 世の中か、自分か。(RICOH

これはもう、単純に“かっこいい!”の一言に尽きる。2010年頃。
デジカメ広告のコピー。そこがまたいい。

僕らの撮り方次第で、世の中は退屈になり、あるいは煌めきだす。


勇気を出せよ、君の人生だろ。 (忌野清志郎

コピーじゃなくて格言、みたいなものだけれど。
もう今年この言葉を何回心の中で繰り返したか。

説明は要らない。


  • 今年出会った歌詞たち2011

パンにバターを塗るように/フライパンにオイルをひくように/ほんの些細なことのように/僕は/君のことを思っている(些細なことのように/山田稔明)

GOMES THE HITMANのボーカル山田稔明氏のソロ活動での未発表曲のひとつ。

誰かを思うのは、ほんのささいなこと。
別に特別じゃなくて、ほんの些細な事のように。
日々は過ぎていく。


横断歩道を渡る人たち/僕は信号が変わるのを待っている/昨日の僕が/明日の僕が/今/目の前を通り過ぎていく(横断歩道を渡る人たち/Mr.Children)

モンスターバンドMr.Childrenの2008年発表のsingle「GIFT」のカップリング曲。また、Split the Differenceにもアレンジ版が収録されている(このアレンジがまた良い)

世の中にはいろんな人が溢れている。
合う人、合わない人、認められない人、好きな人、嫌いな人、分かり合えない人、分かってくれる人。
でも、そのどれもがもしかしたら“昨日の僕”かもしれないし“明日の僕”かもしれない、目の前にいるひとが“いつかの僕”かもしれない可能性を秘めているかも?と考えると、少しだけ愛おしくなったりする、のかも。


I know not how I sink or swim(アイルランド民謡)

“water is wide”という曲で僕はKarla Bonoffが歌うのが一番好きなのだけれど。

この愛への沈み方も、ましてや泳ぎ方さえも分からないのだから。という意味のフレーズだと僕は思っていて。
なんか、そういうことってあるよなあ、と。すごいなあ、アイルランド民謡って。ケルト民族の歌らしい。そこから、ちょっとケルト民族に興味を持ったりして本を読んだりして。

“自滅の仕方すら分からない”そういう瞬間が、ものすごく共感できて、素素晴らしい。


  • 今年出会った言葉たち2011

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ)
(引用元:http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/)

ざっくり引用するのもあれなので。
大学で大切にすべき感情は、勉強することでも、サークルに励むことでも、恋人とたくさん遊ぶことでもない。
大学ってなにか?それが書いてある、素晴らしい。


  • 今年出会った物語たち2011

さいご。

相手の思考を楽観的に期待している状況。これを、甘えている、というんだ。いいかい、気持ちなんて伝わらない。伝えたいものは、言葉で言いなさい。それがどんなに難しくてもそれ以外に方法はない(詩的私的ジャック/森博嗣)