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アイデアのつくり方/ジェームズ・W・ヤング

ところで、・W・の部分が顔文字に見える(・W・)

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

ジェームズ・W・ヤングの「アイデアの作り方」
値段は777円という、そこに税がかかるけど。
いろんな人に読まれている有名な本みたいですね、なのでアマゾンのレビューも満載。

この本には共感は出来たけど、そこまでインパクトはなかったというか。
確かに、本のタイトルであるアイデアの作り方を説いていて、その通りであろうな、という事を言っているのだけれど。

この本の序章でも言っている通り「方程式を伝えるのは簡単だ、知るのも容易だ、けれど、実行するのはとても難しい」と書いてあって、正にその通りだと思う。

例えば

即ち、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということである。(アイデアのつくり方)

という事が書かれているけれど、その“既存の要素”を集める為には知識が必要だし、そこから新しい組み合わせを生み出すには、それらを体系的にまとめる力がないと難しい。

中盤でも“この資料を実際に収集するのはそう容易い作業ではない”と述べているし。

まあ、そういう理論立てた「アイデアのつくり方」っていうのが書いてある。
勿論、発想と言うのは突如出現するものであるから、アレとコレとを用意して、そしたら必ずアイデアが出る、なんて書いてるわけもなく。
一度すべてを忘れて散歩してみろ、刺激を受けてみろ、みたいなことも書いてあるんだけれど。
じゃあ、その刺激を受けた時に、アイデアの出る人と出ない人の違いって何?みたいな所が書いてある。

要は、下準備がしっかり出来ている人間が、しばらく材料を煮込むのとそうでないものの違い。

もうひとつ印象的だったのが

人生のすべての面が彼には魅力的なのである。(アイデアのつくり方)

という所。

さっきの下準備の例でいえば、その下準備をするための材料や、方法を優れた集め方が出来る人間っていうのは、「なんでもかんでも魅力的に捉える能力」を持っている。ということ。

「最低限の知識」では「最高の結果」は生み出せない。と思う。
だから「知識量」が多いほうが「最高の結果」を生み出せる確率っていうのは上がると思うし、ルートもいくつも編み出せると思う。
その為の「知識量」を増やすにも、人其々あると思うけど、優れた人っていうのは「なんでも魅力的に捉える能力」があるのだろうな、ということ。

twittertumblrをやっていて思うのだけれど。
「この人いつもどうしてこんなにニュースに敏感なんだろう?」
「どこから、こんなに面白い情報をとってくるんだろう?」
ということが多々ある。

そういう人っていうのは、きっと色んな物事に敏感で
まず「食ってみる」ってことが出来る人なんだろうな、と。

そこから、どんどん知識へと濾過させていける。
そこから、アイデアが産まれるのでしょう。

まあ、多分、僕には理解できない部分も多々存在した本なんだろうけれど。
ごくごく当たり前のことを、けど実践するのは難しい事を、一度言葉として、方程式として表した本じゃないかと思いました。