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良質な賃貸物件の探し方×超雑記シリーズその5@011213

引っ越しシーズンなので、僕が勉強した範囲の「良質な賃貸物件の探し方」を書きたいと思う。
まとめブログが横行するネット社会に喝を!とぼやいた翌日に、こんなブログを書く僕の性格を少しだけ呪う。
あくまで個人的な探し方だけれど、とにかく言いたいのは「下調べ」重要だな、ってこと。

▼決めた予算の上限は、妥協しない
これ、他のサイトにも書かれていたけれど、賃料を上げれば魅力的な物件が出てくるのは当然。
そして、いい物件を一度でも見てしまうと、「うーん、やっぱり、こっちの方がいいよなあ・・・」と思い始めてしまう。
そして「なんとか、あと5千円ぐらいなら上げられるかも・・・」と決めていた上限が徐々に崩れ始める

欲望は手強いので、自分が出せる予算をしっかりと最初に決めて、それ以上は上げたりしない。
それが、まず大切だと感じています。

というのも僕は「これが生活費を考慮してギリギリ出せる上限だ」と考え抜いて決めた上限なのに、それを圧迫させてしまうとは趣味や交際費が犠牲になってしまうということ
「とにかく住む場所が大事」という人なら別だが、数年住む程度の賃貸物件なら、なるべく上限を崩さないほうがいいと感じた。

▼「バス・トイレ別」とか「最寄駅から徒歩~分」とか
SUUMOとかで検索すると、この2つを絞り込み条件に含めるかどうかでヒット率が大きく変わってくる
なので、こちらは妥協できる範囲で妥協した方が(つまり「バス・トイレ別」や「最寄駅からの距離」より優先順位の高い条件があれば)、いい物件が多く見つかると思う。

逆に「この条件を妥協しても、あまり物件は増えないな・・・」というものを妥協せず条件にチェックを入れておいた方がいいかも(何度も調べていく中で見落とすのを防ぐため)。

▼不動産屋の評判は必ず調べるべき
いわゆる「釣り物件」というものを掲載している不動産がいくつかあるらしい。
気に入った物件があっても難癖付けて決して見せてはくれず、他の物件を勧めてくる。
もちろん営業として当たり前のことなんだけれど、とにかく契約させようとゴリ押しをする店。

本契約までの重要説明とか、そういう部分の手順もしっかり把握してなんか怪しい点があれば止めておいた方がいい。
不動産の名前と“評判”もしくは“口コミ”で検索すれば、評判の悪い店はすぐに出てくるので下調べは必要。

ただ、情報がない=悪い不動産、ではないので、その辺りは直接足を運ぶ必要があるかも。

それと、不動産のホームページの免許更新回数を確認するのもいいらしい。
会社情報の部分に掲載されていると思うのだけれど、以下のような感じ。

免許番号:国土交通大臣(このカッコ内の数字)第XXXX号

このカッコ内の数字が多い程、免許更新回数が多く、会社としてずっと運営できているという証拠だとか。

あとは、悪い評判でも「まさか、上の階に煩い人が住んでいるなんて!」や「日当たりが悪いのが分からなかった」などがあるけれど、個人的には、その辺りは直接足を運んで、自分で把握できなかった責任じゃないかなあ、と思っているので当てにはしていない。
ただ、本当に優れた営業は、隣人や家族構成、騒音などもしっかりと把握していて、そこを考慮して紹介してくれるらしい。

しかし、「悪い不動産」の見つけ方はあっても「良い不動産」の見つけ方は決定的なものがないのが難しいところ。

ちなみに!
地元で長く続いている不動産屋は“いいひと”が比較的多いらしい。
できれば、その土地に住む知人・友人に聞くのも大きな助けかも?

▼ネットと直接見にいくのとでは違うか?
これ!
「直接見にいった方がいい」と、ネットにも、知人にも言われるけれど、そんなことないと思う。
というのも、不動産の人が言っていた(鵜呑み)。

ネットで掲載されていて、不動産に情報がある物件、というのは「出し惜しみ」しているわけではなくて、基本的には「タイムラグ」が生じていると考えたほうがいい。
物件情報をネット掲載するために編集している時間が遅れをとる
なので、その間に契約されてしまうことを考えると確かに「直接足を運んだ方が良い」が、ネットで目安をつけて足を運んだ方が断然効率がいいと僕は思う。

不動産屋に行くと、わけのわからない物件候補をいくつも出されて混乱してしまうので(個人的には)。
タイムラグ云々とかいいから、ネットで優良物件をしっかり見つけて足を運びたい。

ただし!
1月〜3月(もっと早い時期から?)、ほぼ毎日物件が入れ代わる!なんて時期は、足を運んだほうがいい。

タイムラグが生じているのであれば、ネットに掲載されているのも、足を運んだ時には既に契約されてしまっているかもしれないし、直接足を運んだ時にも膨大な量のネットに出ていない(まだ掲載準備のできていない)物件があるだろうから、だ。

その辺りを考慮して「ネット」か「直」かを検討するのも必要かもしれない。
「ネット」は余裕がある人向け、「直」は時間がない、時期が入れ替えシーズンの人向け、と言った感じか。

▼「定期借家」という存在
基本的には2年契約の賃貸ですが、貸主が契約期間を決められる「定期借家」というものがある。
例えば「2か月」を契約期間として定められれば、借主は2か月で退去しなければならない。逆に長い所で「10年」という契約期間があるところもあり、「定期借家」は契約期間が終了するまで退去できない。やむを得ない事情がある場合は別、らしい。
もしくは「再契約」という形をとって、敷金・礼金をもう一度払う。

じゃあ、メリットはなにか?と言えば、「定期借家」は安くて条件のいい物件、良質な物件が借りられる、という点だ。
なんで安いか?と言えば、いろいろ理由はあるみたいだけど「契約期間をしっかりと守らなければならない=住むにあたってのルールが厳しい」という性質上から、みたい。
だから人によっては定期借家で探した方が、良質な物件に出会える可能性は高い。

そもそも賃貸物件の“更新”という概念がトラブルのもとでいろいろと複雑なので、これからは“再契約”という形を取る定期借家ももっと増えてくるかもしれない。

ただ「再契約ができない可能性」をしっかりと考慮した上で、その辺りも不動産としっかり話し合わないと、引っ越しを何度も繰り返さなければならなくなり、結果的に予算が高くなる、ということもあるので自分の生活スタイルとしっかり照らし合わせることが大切。

▼木造と鉄筋コンクリート
これはいろいろと調べてみたけれど、どうにもこうにも、どちらがいいとは言えないみたい。
勿論、築年数が経過している木造物件なんかは危ないけれど、補修工事が行われたり、耐震に強い木造、というのも今は十分にあるらしい。
反対に鉄筋コンクリートもカビが生えたり、施工が適当であったりと、「悪い鉄筋コンクリート」というのがいくつか存在するらしい。

こればっかりは不動産も教えてくれないだろうし(耐震については教えてくれるだろうけれどネットでは調べられないので、直接足を運んでひとつひとつ見ていく手間がかかる)、住んでみないと分からない、難しいところだ。

▼なんやかんやで運とかタイミングとか
まーなんやかんや言っても、物件探しは運やタイミングにかかっているのでしょうか。
そりゃあもちろん時間をかけて物件を見ていればいい物件に巡り合えるだろうけれど、現在の住まいの退去の時期や引っ越しの準備を考えると、たいていの人は“限られた時間”でしか物件を探せないものね。
それにプラスして不動産も回らなくてはいけないから、賃貸の場合は、本当にタイミングが3割ぐらいかも知れない(勝手な憶測)。

そんなこんなで、僕なりの“良質な賃貸物件の探し方”でした。

▼都内に住む人向けの地震ハザードマップ
都内に住む場合(そうでない人もハザードマップで検索するのはオススメ)は、以下のハザードマップの見方を参考にして地震ハザードマップを検索してみてみることを個人的には勧めたい。
これからは災害時にどう行動できるか?その場所は安全か?ということも考慮したうえで物件を選ぶのも必要かな、と。

日経BP

もちろん、厳密に言ったら何処だってリスクは伴うのだけれど。
東京なんて、どこも危ない様なものだし。

ついでに通勤/通学に地下鉄を使う人は以下の記事も参考になるかもしれません。

知っておくだけで全然違います!M8M9大地震そのとき最悪の場所にいても「生き延びる」方法を教えます(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

▼さいごに
これらの情報は個人的に調べたものなので、鵜呑みにせず、再度ご自身で調べてから吟味して頂けると幸いです。

契約時に関しては、「重要事項の説明」のタイミングとか、本契約に繋がるまで手順とか、どのあたりで契約が締結され払ったお金は戻ってこないか、とか事前に調べておくと混乱しすぎずに住むかもしれない。
特に「払った金銭」は、「〜するともう戻ってきません」と強気に向こう側が出てくることがあるけれど、しっかりと「どこまでなら戻ってくるか」「自分はどの段階まで手続きを踏んだのか」は調べて対応するべき。
あと、仲介手数料も本来は0.5ヵ月でよろしいらしいです。

なんやかんやでやっぱりトラブルが多いみたいですね、不動産は。