今日もご無事で。

今日も無事なら明日も無事でいて。そんなくだらない話。

たいせつなこと/マーガレット・ワイズ ブラウン

シンプルな絵本。

たいせつなこと、というタイトルの外国の絵本。

たいせつなこと (ほんやく絵本)

たいせつなこと (ほんやく絵本)

周りにある形あるささいなもの。
机、パソコン、鉛筆、消しゴム、椅子、料理、ティッシュ、洋服。

世の中にはいろんな見方がある。

360℃自由だ。

正しいか、正しくないか。間違いか、そうでないか。
それを決めるのは自由だ。
いろんな見方がある。

しかし、この本はそうでないことを教えてくれる(と、僕は思う)。
机、パソコン、鉛筆、消しゴム、椅子、料理、ティッシュ、洋服。
形あるものたちにとって“たいせつなこと”はなにか。

そして最後に「あなたがあなたであるためにたいせつなこと」を教えてくれる。

ものすごくシンプルで
当たり前のことを言っているのだけれど
「いろんな見方があるから」と語られる一方で、「スプーンにとってたいせつなことは上手にすくえること」なんて言ってしまうのがこの絵本。

ただ、日本語版の絵本には賛否両論あるようで原書も一緒に読んだ方がしっくり来るのかもしれません。
というか日本語版の批判が凄まじい・・・。

気付けば年の瀬。
いつものように日を跨ぐだけで、時間の上ではなんの変化もない“きっかけ”だけれど、いろんな人が振り返ったり、思いを馳せたりする日、期間じゃないかと思う。

晦日に「たいせつなこと」